消えた姫! [小さな家族たち]
仕事の合間の昼休み
う-てぃから着信とメールが
『姫がいない』
えっいない
最近姫さまは誰かが玄関を出るのを見計らって外に出たい
…でも朝は家を出る時外に出た様子はないし
う-てぃに取り敢えず電話
不安そうな声で
『どこにもいない
公園も見に行ったけどいない』
頭の中で色々な事がぐるぐる
このまま見つからなかったら…
誰かの家で餌付けされて飼われちゃうかも
保健所に連れて行かれちゃうかも
あちゃちが知ったら
びょこりも毎日あんなに楽しそうに遊んでたのに
また違う猫飼う?
でも姫じゃなきゃきっと皆ダメだと思う
などなど考えて考えても落ち着かない
もう家に帰って探したい
でも8月イベントの会議が始まる
会議に集中出来るかな?
…そうこうしているうちに会議の時間
もうう-てぃが見付けてくれる事を祈るしかない
会議中
頭によぎる姫の姿
ぶるんぶるん
今は会議会議
会議終了とともに携帯をチェック
ピカピカ
着信だぁ
う-てぃからだ
ヒメ見つかったよ
おばあちゃんが見つけてくれた
ママのクローゼットのひきだしのなかにいた
ん?ひきだしのなか?
えぇ~
ひきだしって引き出し?
そう今朝
洋服を出している時に回りをうろうろしてた
クローゼットの中に閉じ込めたらかわいそうだから
扉はあえて開けっ放しにしてきたのに
確かに引き出しも開けた
閉めた記憶もある
まさか
ひきだしの中に入ってたなんて
約6時間も『姫inひきだし』状態
う-てぃに「姫は大丈夫?」のメールに
『元気すぎて傷だらけ』
ははっ(笑)
ほっと一安心のまみ-でした
たしかに
こんなところや
こんなところや
こんなところにも
入っちゃうんだから引き出しだってありえる
甘えん坊 [小さな家族たち]
5月末から我が家の一員になった姫さまは
まだまだ6ケ月のお子ちゃま
人間でいうとぴょこりと同じ5~6歳らしい
普段は留守番が多いせいか帰って来ると
ひたすらついてくる
夕飯を作れば
正面から見ていたり
近くまで接近して眺めていたり
庭に水やりをしていると
外に出たそうに眺めてる
お風呂に入ると
入りたそうに待ってる
パソコンをいじってると
台の上で寝て待ってる(今もここにいる)
そして
仕事に出る時
二階からお見送り
どこにでもついてくる姫さまは心の癒しだな
なんとかしたい!part2 [小さな家族たち]
相談があるんだけど…
ドキドキ
実は…と
Bックの事を切り出して
飼い主が飼えなくなった理由
保健所に送られてしまうかもしれない危機
返事は・・・・・・・・・・・
今の我が家の状態で賛成は出来ないけど、皆が自分の事を
キチンと出来て更に面倒が見られるなら飼ってもよい…と
確かに今の我が家には決して時間的なゆとりがある訳ではない
(特に私が)
ダ-ンが皆に念を押したのも納得
実際、これ以上に面倒を見る子が増える事にも不安はある
でも決めた
Bックにとっても子供たちにとってもきっとよい事のような気がする
飼い主には我が家で引き取りたいと伝えてみた
ところがご近所で同じく引き取ってもよいと言って下さっている家族がいるらしい
半分がっかり
半分はホッとしたけど
まだ結論は出ていない
ただBックの命がなくなる事は回避出来た
後は飼い主からの返事を待つのみ
よかった
なんとかしたい! [小さな家族たち]
15年前まだ私が独身だった頃その子達は我が家に来た
小さな小熊のような兄妹犬
BックとM-ル
本当は一匹だけ飼う予定がなぜか二匹も
コロコロよく遊びいたずらも新しく買ったテーブルかじっちゃったり
大変だったけどとにかく可愛くてしばらく二匹を飼っていた
ただ日が経つにつれて少しずつ二匹が
ケンカをするようになった
獣医さんに相談すると犬は上下関係をハッキリさせて
生活する生き物だからどちらかを上にしてあげないとうまくいかない
という事だった
Bックがお兄ちゃんだったので食事は先に
ケンカした時もM-ルを先に叱る
(M-ルがルールを守らない時にケンカになるらしい)
など工夫をしていたのだけど
なかなかうまくいかず少々困っていた時に一匹欲しいと言ってきてくれた方がいた
どちらとも離れるのは寂しかったけどこの子達を想うと…と
結局をBックを手放した
どちらもマルチーズとプードルや色々ミックスの小型犬だったから
勿論、室内で飼っていた
でもBックは外で飼われた
不安と寂しさで家が近くに貰われのをいい事に
よく妹とM-ルの散歩の途中に夜な夜なBックに会いに行ったりしていた(完全に不信者)
でもBックがとても可愛がられていることを後々に知って
心から安心した後はたまに散歩道に会う位になっていった
いつでもBックは私達のことを忘れずに会う度に尻尾を振って喜んでくれる
離れていても気持ちはつながっているようで嬉しかった
ところが・・・
Bックを飼っていた家に色々な事情が出来て今になって飼えなくなってしまうので
保健所に入れるしかないということを耳にした
そんなぁ
15年離れていてもBックへの情は変わらない
決心した
Bックは我が家で引き取ろうと・・・
子供たちは大喜び
Bックだって後何年生きられるか分からないし
年齢的にも病院へ連れて行かなければならない事も出てくると思う。
でも残りの生命を幸せにしてあげたい
子供たちの愛情も受け取ってほしい
後はあまり動物好きではないダーンを説得するだけ
がんばって何とか頼んでみよう (うん!って言ってくれるかなぁ?)
どうかBックが幸せでいられますように